シロアリ駆除！失敗しない業者の選び方と適正費用相場｜悪徳対策も紹介！

シロアリ被害は一刻を争う問題ですが、パニックになる必要はありません。大切なのは、焦って悪質な業者に騙されたり、間違った対処で被害を拡大させたりしないことです。

この記事では、以下の3つの疑問について紹介していきます。

1. 悪徳業者に騙されず、本当に信頼できる優良業者を見抜く方法
2. 駆除・予防に必要な適正な費用相場と、高額請求を防ぐための知識
3. 被害を発見したときにいますぐ取るべき正しい行動

シロアリ被害にあっている方のお役に立てれば幸いです。

なお、シロアリ被害で出てくるシロアリは主に2種類「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」となります。まずは、被害を出しているシロアリがどちらか確認できるよう特徴をご紹介します。

ヤマトシロアリの特徴
ヤマトシロアリは、北海道北部を除く日本全土に広く分布し、最も多く被害報告があります。 主に湿潤な木材を好み、巣と餌場が一体化しているため、浴室や台所など地面に近く湿気の多い床下に被害が集中しやすいのが特徴です。 加害速度は比較的緩やかですが、コロニーごと移動して被害を広げることがあります。羽アリは黒褐色で、春先の4月から5月の昼間に一斉に飛び立つことで知られています。
イエシロアリの特徴
イエシロアリは、千葉県以西の温暖な海岸沿いの地域に生息しています。ヤマトシロアリと異なり、屋根裏や土中などに巨大な固定の巣を作り、そこを拠点に活動範囲を広げます。 自ら水を運ぶ能力があるため、乾燥した場所でも加害でき、被害が家屋全体に広がりやすく、その速度も速くて激烈です。羽アリは茶褐色で、梅雨時の6月から7月の夕方から夜にかけて群飛します。 さらに近年では、アメリカカンザイシロアリという外来種も一部地域で被害を出しており、これは乾いた木材を好むため、湿気とは関係なく建物のどこにでも被害が発生する点が特徴です。

シロアリ被害の緊急度と初期対処法

シロアリの被害がわかると、パニックになってしまうのは当然ですが、まずは冷静に対応しましょう。

間違った対処をすると、かえって被害を広げたり、業者による調査の妨げになる可能性があります。

1. 今すぐ確認！家のシロアリ被害度チェック！

以下のサインに当てはまる数が多いほど、緊急度は高くなりますので、まずは、こちらをチェックしてみてください。

サイン	緊急度	解説
🪶 羽アリが大量に発生した	高	シロアリが繁殖のため一斉に飛び出す「群飛（ぐんぴ）」の可能性が極めて高いです。すでに床下でコロニーが成熟しているので、早急な対応が必要です。
🦶 床がフワフワしたり、踏むと凹む	高	構造材（根太など）が食害され、家の強度に影響が出始めている状態です。放置は危険です。すぐに専門家の診断を受けてください。
🧱 蟻道（ぎどう）を見つけた	中	基礎や束柱の表面に土でできたトンネル状の道がある場合、シロアリが活発に活動している証拠です。放置すれば基礎や柱が崩れます。
👂 壁や柱からカサカサ音が聞こえる	中	木材の内部でシロアリが動いている音が聞こえているかもしれません。食害が進行しています。
🪵 水回り付近の木材が変色している	低〜中	湿気の多い場所から被害が始まることが多いため、浴室や洗面所の柱、敷居などを叩いてみて、空洞音がないかを確認しましょう。

2. やってはいけない！シロアリ被害を発見した時のNG行動

発見時の焦りから、ついしてしまいがちな誤った行動があります。被害を広げてしまったり、後から業者に依頼するときに正確な診断や駆除の妨げになることがありますので注意しましょう。

3. 被害を確認したら！次に取るべき3つの行動ステップ

被害があることを確認したら、信頼できる業者に繋ぐために以下の3つのステップを実践してください。

シロアリ被害は、建物の寿命と資産価値にも影響する大変な事態です。しかし、焦らずこのステップで進めれば、信頼できる業者を見つけることができます。

シロアリ駆除の適正費用相場と内訳

「高額な費用を請求されないか」「適正な価格で工事してもらえるか」という費用への不安は、業者にシロアリ駆除を依頼するときの一番の不安です。

ここでは、悪徳業者に騙されないために知っておくべき「適正な費用相場」と「費用の決まり方」を解説します。

1. 駆除費用の基本的な算出方法（1坪/1㎡あたり）

シロアリ駆除費用の基本は、主に1階の床面積（施工面積）を基準にした「坪単価」または「㎡単価」で算出されます。

❶ 坪単価・㎡単価の相場（駆除・予防処理含む）

単位	適正な相場目安
坪単価 (1坪あたり)	6,000円〜10,000円程度
㎡単価 (1㎡あたり)	2,000円〜3,300円程度

目安例： 1階床面積が30坪の一般住宅の場合 （30坪× 6,000円）～（30坪 × 10,000円）＝ 約18万円〜30万円が目安となります。

❷ 依頼先による価格帯の違い

費用の相場は、業者によっても価格に幅があるため割り出しづらいものです。単に安さだけを追求すると、施工の質や保証内容が不十分な場合があるためコスパを確認することが必要です。

業者のタイプ	坪単価目安	メリット・デメリット
全国展開の大手	10,000円前後	信頼性・保証が充実。その分、人件費等で高めになる傾向。
地域密着の中小業者	6,000円〜10,000円	費用と質のバランスが良い場合が多い。対応の柔軟性に期待できる。
インターネット仲介	4,500円〜8,000円	基本単価は安いが、追加費用で結果的に高くなるケースがあるため注意が必要。

2. 費用を大きく左右する2つの駆除工法

シロアリ駆除には、主に「バリア工法」と「ベイト工法」があり、それぞれ費用、効果、期間が異なります。

工法	バリア工法 (薬剤散布)	ベイト工法 (毒餌)
特徴	床下の土壌や木部に薬剤を散布・注入し、シロアリの侵入を阻止。	建物外周に毒餌（ベイト剤）を設置し、巣に持ち帰らせて巣ごと根絶。
費用相場 (坪単価)	7,000円〜12,000円	10,000円〜15,000円
メリット	即効性が高い。多くの場合、安価で済む。	安全性が高い。床下に潜れない家にも対応可能。
デメリット	薬剤の臭いや人体への影響を気にする人ももいる（現在は安全性に配慮されている）。	即効性はない（駆除に数ヶ月かかる）。バリア工法より割高になりやすい。

🔑 ポイント： 費用を安く抑えたい場合はバリア工法が有利ですが、「小さいお子様やペットがいる」「床下がない」といった場合はベイト工法がおすすめです。

3. 【重要】見積もりを比較する際のチェックポイントと内訳

業者が提示する見積もりが適正かどうかは、「基本料金」以外の追加費用をチェックすることで判断できます。

安すぎる単価で誘い込み、追加費用で高額請求をするのが悪徳業者の手口のため、それぞれの費用項目を確認し、追加費用が発生するのはどんな場合かも確認しておきましょう。

費用の項目	内容	注意点（悪徳業者の手口）
基本駆除費用	1階床面積に応じた薬剤処理費・人件費など。	単価が極端に安い場合、この後の追加工事で費用を上乗せしてくる。
木部処理費	既に被害が出た柱や木材への薬剤注入・塗布費用。	被害がない場所まで含めて高額な処理を勧めてくる。
点検口設置費用	床下点検口がない場合（和室や押入れに設置）。	2〜5万円が相場。勝手に高額な設置工事の見積もりを組み込む。
追加工事費	防湿工事（調湿剤・換気扇など）や、基礎補強工事費。	シロアリ駆除に直接関係ない高額な工事を強引に勧めてくる。
保証・管理費	5年保証の費用、ベイト工法の場合は年間の管理費など。	保証期間が短すぎる、または保証内容が不明瞭な場合は注意。

結論： 見積もりは必ず複数社から取り、「基本駆除費用」と「追加工事費用」が明確に分かれているかを確認してください。そして、相場を大きく超える、または極端に安すぎる業者には警戒心を持って臨みましょう。

失敗しない！優良なシロアリ駆除業者の選び方

シロアリ駆除は、一度依頼すると数十万円かかることがあり、家の耐久性にも関わるため、「業者選びの失敗」は絶対に避けたいところです。

このセクションでは、悪徳業者に騙されず、本当に信頼できる優良業者を見抜くための具体的な判断基準を解説します。

1. 優良業者が必ず満たす5つの条件

信頼できる業者は、透明性と確かな技術力を持っています。以下の5つの条件をすべて満たしているかをチェックしましょう。

2. 訪問販売・点検商法に注意！悪徳業者を見抜くチェックポイント

シロアリ被害の不安につけ込み、不必要な工事や高額な契約を迫る悪質な業者が存在します。以下のチェックポイントで、悪徳業者の典型的な手口を見抜き、自分自身を守りましょう。

悪徳業者の手口	対処法
❌無料点検を口実にした突然の訪問	「たまたま近くで工事をしていた」と突然訪問してきた業者は即座に断る。無料点検を装い、不安を煽るのが常套手段です。
❌その場で即決を強く迫る	「今契約すれば半額」「今日だけ限定」などと考える時間を与えない業者は信用できません。「家族と相談する」と毅然と伝えましょう。
❌根拠のない高額請求	相場を大幅に超える費用（坪単価15,000円以上など）を請求し、「このままでは家が倒れる」などと極度に不安を煽る。
❌シロアリと無関係な工事を勧める	床下換気扇や高額な調湿材など、シロアリ駆除と直接関係のない不必要な追加工事をセットで契約させようとする。
❌床下の状況を写真で見せない	「暗くて撮れない」などと言い訳をし、被害状況を具体的に示さない場合は、本当に被害があるか疑ってかかりましょう。

優良業者選びの最大の防御策は、必ず複数社（最低3社）から無料調査と見積もりを取り、比較検討することです。焦らず、条件を満たす業者を見つけましょう。

【比較】おすすめシロアリ駆除業者3選と特徴

優良業者の選び方が分かったところで、いよいよ具体的な業者比較に進みます。しかし、数ある中から、どの業者を選べば良いか迷ってしまうかもしれません。

ここでは、信頼性と実績の面からおすすめできる大手シロアリ駆除業者を3社ピックアップし、特徴や選定ポイントを解説します。

1. おすすめシロアリ駆除業者 比較表

アールクリーニング	サンキョークリーンサービス	害虫110番
シロアリ駆除料金：見積もり後提示	シロアリ駆除： 2,200円/m²〜	シロアリ 駆除料金：8,800円〜
24時間受付 年中無休	8:00〜20:00 年中無休	24時間受付 年中無休
最短10分	スピード出張	最短即日
最長5年保証	最長5年保証	業者により
関東：東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県（その他地域は出張料3,000円）	【関東】 東京都・神奈川県・埼玉県の一部（茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県については応相談）	全国
公式サイト	公式サイト	公式サイト

※害虫駆除110番は駆除会社を探してくれるマッチングサービスを行っています。

2. 各社の選定ポイントと利用者の声

駆除業者を選ぶときには、実際に利用した方の口コミが参考になります。実際に利用した方の口コミを確認しましょう。

❶ アールクリーニング

❷ サンキョークリーンサービス

❸ 害虫駆除110番

シロアリ駆除に関するまとめ

シロアリ被害はそのままにしておくと、大切なお家を壊してしまうほどの被害があります。

そのため、駆除だけではなく予防もしっかりやってシロアリを寄せ付けない家にしましょう。

ただし、シロアリが入ってしまった場合は、プロの業者が間違った判断をしないように現状保存を心がけながら、被害状況を把握していきましょう。

また、シロアリ駆除業者の中にも悪徳業者はいますので、まならず3社以上の相見積もりを取ってから依頼する業者をぉめるようにしてください。

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