ダニの被害は布団に入ってもチクチク刺される不快感、原因不明の発疹、そしてダニのフンや死骸が引き起こすアレルギー症状など、悩まされることがたくさんあります。
このページでは、市販の駆除剤を使っての駆除方法や、失敗しないプロの業者選びなどもご紹介します。
安全かつ効果的にダニ問題を解決するための参考になれば幸いです。
まずは確認!その被害はどのダニが原因か?

一言で「ダニ」と言っても、人を刺したりアレルギーを引き起こしたりする種類は異なります。
被害の状況からダニを特定することで、効果的な駆除方法を知ることができます。
1. 知っておきたい!人を刺す主なダニの種類と特徴
家の中で被害を起こすダニは主に以下の3種類です。
| 種類 | 主な被害 | 生息場所(どこにいる?) | 刺され方の特徴 |
|---|---|---|---|
| チリダニ類 | アレルギーの原因(フン・死骸) | 布団、カーペット、ソファ、ホコリの中。 | 人を刺すことはない |
| ツメダニ | 刺咬被害(人を刺して体液を吸う) | 畳、カーペット、布団の奥。チリダニが増えると増える。 | 刺されてもすぐにはかゆくならない(半日〜1日後)強いかゆみが数日続く。 |
| イエダニ | 吸血被害(吸血し、感染症を媒介することも) | ネズミの巣や体に寄生。ネズミがいなくなると人に被害が及ぶ。 | 刺された直後からかゆみが強く出る。二の腕、太ももの内側など、皮膚の柔らかい部分に被害が集中。 |
| ダニ | 説明 |
|---|---|
チリダニ(ヒョウヒダニ) ![]() | 人を刺すことはありませんが、実は家の中に最も多く生息し、そのフンや死骸がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となります。 ぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など、アレルギー症状の原因のほとんどがこのチリダニです。 チリダニが増えると、それをエサとするツメダニが増えるという悪循環も生まれます。 |
ツメダニ![]() | 普段はチリダニやコナダニといった他の小さな虫を捕食して生きていますが、これらのエサが減ると、人間を誤って刺し、体液を吸うことがあります。 刺された直後は自覚症状がないことが多く、翌日以降に強いかゆみや赤い発疹として現れるのが特徴です。 主に布団や畳に接している太ももや脇腹などが刺されやすい場所です。 |
イエダニ![]() | もともとネズミや鳥類に寄生して吸血しているダニです。 もし天井裏や壁の隙間にネズミの巣があり、そのネズミが死んでしまうと、新たな吸血先を求めて人間に襲いかかってきます。 刺された直後から激しいかゆみがあり、症状が重くなることも。ネズミの気配があるご家庭は、特に注意が必要です。 |
2. ダニに刺された時の症状と、今すぐできる応急処置
ダニに刺されてかゆみや発疹が出た場合には、症状を悪化させないために冷静に応急処置を行いましょう。
| 症状タイプ | 刺された跡の特徴 | 対応するダニの可能性 |
|---|---|---|
| 強いかゆみ・発疹 | 患部が赤く腫れ、中央に刺し口が見えることもある。一箇所に集中したり、複数箇所が並んだりする。 | ツメダニ、イエダニ |
| 全身の不調 | 慢性的な鼻水・くしゃみ、目の痒み、ぜんそく、アトピーの悪化。 | チリダニ(アレルギー) |
【応急処置のステップ】
- 患部を清潔にする
- 刺された箇所を石鹸でよく洗い、清潔に保ちましょう。掻きむしると症状が悪化し、とびひなどの二次感染の原因にもなります。
- 市販薬で炎症を抑える
- ダニの刺され跡は、体液を吸う際に注入される唾液に対するアレルギー反応です。炎症を抑えるために、ステロイド成分が配合された市販の虫刺され薬を塗ると効果的です。
- 症状が改善しない・悪化する場合は病院へ
- かゆみや腫れが広範囲に及ぶ場合、市販薬を数日使用しても改善しない場合、または発熱や吐き気といった全身症状が出た場合は、迷わず皮膚科を受診してください。特にイエダニやマダニの被害が疑われる場合は、すぐに専門医の診察を受けましょう。
すぐにダニを一網打尽にする駆除ステップ

かゆみや刺され跡がある場合、一刻も早くダニの数を減らしたいものです。このセクションでは、今すぐに実行できる、即効性の高い駆除ステップをご紹介します。
大切なのは、「熱でダニを死滅させる」と「死骸とフンを徹底的に除去する」の2点をセットで行うことです。
1. 即効性重視!最も効果が高い駆除方法
ダニが最も多く生息し、被害をもたらすのが布団です。まずは、寝具のダニを死滅させましょう。
- 布団乾燥機を使う場合:
- 布団乾燥機を使い、ダニが死滅するとされる50℃以上の高温設定で、最低でも1時間以上熱風を当てます。このとき、布団をしっかり密着させ、熱が逃げないようにするのがポイントです。
- 乾燥機がない場合:
- 洗濯可能なシーツ類や布団は、コインランドリーの高温乾燥機にかけましょう。プロ仕様の乾燥機は熱効率が高く、短時間で確実にダニを死滅させられます。
注意: 熱処理は「殺虫」が目的です。この段階でダニは死にますが、死骸が残っているため、必ず次のステップ②を実行してください。
寝具以外のカーペットや家具の奥に潜むダニの駆除には燻煙剤が一番広い範囲に効果を発揮します。
- 使用前の準備
- 火災報知器に専用カバーを被せます。
- 食品、食器、衣類、おもちゃなどは袋に入れるか、部屋の外に出します。
- ペット(魚類含む)や観葉植物も必ず部屋の外に移動させます。
- 使用後
- メーカーの指定時間通りに放置した後、窓を全開にして十分に換気してください。
- 換気後は、薬剤が残らないよう、床や家具の表面を硬く絞った雑巾で丁寧に拭き掃除をしましょう。
2. 場所別!ダニが潜む危険地帯の駆除対策
布団と部屋全体の駆除をしたら、ダニの温床になりやすい場所もピンポイントで対策しましょう。
カーペットや畳は、ダニが潜り込みやすく、エサとなるホコリも溜まりやすい危険地帯です。
- 掃除機のかけ方:
- 畳の目に沿ってゆっくりと。カーペットは毛足に逆らうように動かし、ダニやフンを掻き出すイメージで、1平方メートルあたり20秒以上かけて入念に吸引します。
- ※燻煙剤使用後にこの掃除機がけを行うことで、死骸やアレルゲンを効率よく除去できます。
洗えないソファやクッションは、熱と掃除機で対策します。
- スチームクリーナー:
- 耐熱性のある素材であれば、スチームクリーナーをゆっくり当てて熱処理を行います。
- 布団乾燥機:
- 布団乾燥機のノズルをソファの隙間やクッションの中に差し込み、熱風を当てることも有効です。熱処理後は、必ず掃除機をかけましょう。
ダニのエサとなるホコリを溜めないために、駆除ステップの仕上げとして、部屋の隅々まで拭き掃除を徹底しましょう。
特に家具の裏側、テレビの裏、カーテンの隙間など、普段掃除しない場所のホコリを見逃さないようにしましょう。
この緊急駆除を実行すれば、今いるダニの数は大きく減るはずです。
しかし、ダニの卵は薬剤が効きにくいものが多いため、この対策を単発で終わらせず、次の章で解説する「繁殖させないための予防策」を必ず継続してください。
ダニ駆除アイテム徹底比較!最適なのはどれ?

ダニの被害から解放されるためには、被害レベル・環境・家族構成に合った駆除アイテムを選びましょう。
ここでは、市販されているダニ対策アイテムを「殺虫」「捕獲」「予防」の3タイプに分類し、それぞれの特徴を比較して紹介します。
1. 【殺虫タイプ】:即効性が命!ダニを一掃したいならこれ
殺虫タイプは、薬剤によってダニを直接「駆除(殺虫)」することを目的としています。被害が広範囲に及んでいる場合や、緊急で数を減らしたい場合に効果的です。
| アイテム | 燻煙剤・くん蒸剤 | 殺虫スプレー |
|---|---|---|
| メリット | 部屋の隅々まで薬剤が行き渡り、隠れたダニにも効果が高い。即効性・広範囲。 | 狙った場所にピンポイントで噴射できる。即効性が高い。 |
| デメリット・注意点 | 使用中は室内にいられない。ペットや観葉植物の移動、火災報知器のカバーが必要。卵には効きにくい。 | 薬剤が触れた部分にしか効果がない。使用後は拭き取りが必要。 |
| 最適な利用シーン | 家全体のダニを一気にリセットしたい時。長期の旅行前など。 | ダニの発生源が特定できている場合(ベッドフレームの裏など)。 |
2. 【捕獲タイプ】:安全にダニを取り除きたいならこれ
捕獲タイプは薬剤を使わずにダニを誘引し、粘着シートなどで閉じ込めて捨てるアイテムです。アレルギーの原因となるダニの死骸やフンを、外部に漏らさず処理できるのが最大のメリットです。
| アイテム | ダニ捕りシート |
|---|---|
| メリット | 薬剤不使用で安全性が高い。死骸やフンを閉じ込めて捨てられるため、アレルギー対策に最適。 |
| デメリット・注意点 | 即効性はない。定期的な交換(3ヶ月程度)が必要。 |
| 最適な利用シーン | 小さな子供やペットがいる家庭。布団や枕の下に常設したい場合。 |
3. 【予防タイプ】:駆除後の再発防止に必須!
| アイテム | 防ダニ加工寝具 | 布団乾燥機 | 忌避スプレー |
|---|---|---|---|
| メリット | 繊維に薬剤や加工を施し、ダニの侵入や増殖を防ぐ。アレルギー体質の方に最適。 | ダニが死滅する50℃以上の熱で寝具を処理できる。湿気除去による予防効果もある。 | ダニが嫌がる成分で、特定の場所(ソファ、カーペットなど)への寄せ付けを防ぐ。 |
| デメリット・注意点 | 既存の寝具と入れ替えが必要。価格が高めになる場合がある。 | 処理に時間がかかる。熱で死滅したダニの死骸の除去(掃除機がけ)が必須。 | 殺虫効果はない。効果が持続しないため、定期的な噴霧が必要。 |
| 最適な利用シーン | 新しい寝具への買い替え時。アレルギー症状に悩んでいる場合。 | 季節の変わり目、特に湿気の多い時期の定期的なメンテナンス。 | ダニの発生を未然に防ぎたい場所。 |
迷った時の「最適解」の選び方
どのアイテムを選べばいいか迷ったら、下のお悩みの中から最も解決したい悩みを基準に選んでください。
| お悩み | 最適なアイテムと対策 | 理由 |
|---|---|---|
| かゆみがひどい!とにかく数を減らしたい | 燻煙剤(家全体) + 布団乾燥機(寝具) | 即効性の高い殺虫作用で、今いるダニを一気に駆除します。 |
| 子供のアレルギーを予防したい | ダニ捕りシート + 防ダニ加工寝具 | 殺虫剤を使わず、アレルゲンとなるダニの死骸やフンを閉じ込めて除去します。 |
| 手間をかけずに継続して対策したい | 布団乾燥機 + 掃除機がけを習慣化 | 定期的な熱処理と死骸除去で、ダニが住みにくい環境を継続的に作れます。 |
これらのアイテムを活用して自力で対策を行っても、被害が収まらない、または原因が特定できない場合は、「プロの専門業者」への相談を検討しましょう。
ダニを「繁殖させない」ための環境整備

ダニ駆除アイテムを使って一時的にダニを減らしても、家の中の環境が変わらなければ、すぐにまた繁殖してしまいます。特にチリダニは、たったの2〜3ヶ月で爆発的に数を増やします。
大切なのは、「ダニが最も嫌がる環境を恒常的につくり出すこと」です。ここでは、ダニの再発を防ぎ、アレルギーのない快適な生活を維持するための方法を紹介します。
1. ダニが最も嫌う環境とは?
ダニは以下の3つの条件が揃う場所を「天国」として繁殖します。この条件をひとつでも崩すことが、最も強力な予防策になります。
| ダニが好む条件 | 対策の方向性 | 具体的なアクション |
|---|---|---|
| 高湿度(湿度60%以上) | 湿度を下げる | 除湿機やエアコンのドライ機能を積極的に活用する。特に梅雨時は一日中稼働させる。 |
| 高温(温度 20〜30℃) | 温度を適切に保つ | 留守中でも極端に室温が上がらないよう換気を心がける。 |
| エサがある(フケ、アカ、ホコリ) | エサを取り除く | 掃除・洗濯の頻度を上げる。特に布団やカーペットの掃除を徹底する。 |
【湿度管理のポイント】 日本の住宅では、特に梅雨から夏にかけて室内湿度が 70%を超えやすくなります。ダニの活動を抑えるためには、年間を通じて湿度 50%以下を目標に管理しましょう。
2. アレルギー対策の要!正しい掃除・換気・洗濯の徹底方法
ダニ対策で見落とされがちなのが、ダニのフンや死骸(アレルゲン)の除去です。これが残っている限り、アレルギー症状は改善しません。除去方法を紹介します。
- 掃除機のかけ方を見直す
単に掃除機をかけるだけでは不十分です。ダニは繊維の奥深くに潜んでいるため、時間をかけてゆっくり吸引することが大切です。- 頻度と時間:週に2回以上、特に寝具やカーペットは1平方メートルあたり20秒以上かけてゆっくりと吸引しましょう。
- ノズルの活用:布団やソファには、叩き出しながら吸引する布団専用ノズルを使うと、奥のダニを表面に引き出しやすくなります。
- 定期的な「熱処理」と「乾燥」
布団やカーペットのダニを効率的に死滅させるには、50℃以上の熱を当てることが最も効果的です。- 布団乾燥機:定期的に布団乾燥機を使用し、高温設定で最低1時間以上熱処理を行いましょう。
- コインランドリー:大きな布団や毛布は、コインランドリーの高温乾燥機を使いましょう。
- 注意:熱処理でダニを死滅させた後は、必ず掃除機を丁寧にかけるか、洗濯をして死骸とフンを取り除く工程が必須です。死骸が残っているとアレルゲンになってしまいます。
- 洗えるものは高温で洗う
シーツ、枕カバー、衣類、ぬいぐるみなど、洗えるものは週に1回を目安に洗濯しましょう。- 水温 55℃以上の熱湯に浸してから洗濯すると、チリダニを効果的に死滅させることができます。
【季節別】特に注意が必要な時期と重点的に行うべき対策
ダニの繁殖スピードは、季節によって大きく変わります。被害を最小限に抑えるために、以下の時期は特に重点的な対策が必要です。
| 時期 | 危険度 | 重点的に行う対策 |
|---|---|---|
| 梅雨~夏(6月~9月) | 最も危険 | 除湿機のフル稼働、布団乾燥機の頻度を増やす。毎日換気を徹底する。 |
| 秋(10月~11月) | アレルギー注意 | 夏に繁殖したダニが死骸となり、アレルゲンが大量に発生する時期。掃除機と洗濯を徹底し、アレルゲンを屋外へ排出する。 |
| 冬(12月~2月) | 油断は禁物 | 暖房器具の使用で部分的に温度・湿度が上がる可能性があるため、加湿器の使いすぎに注意し、定期的な換気を行う。 |
これらの予防策を継続的に行うことで、ダニの繁殖サイクルを断ち切り、清潔で安心できる居住空間を維持しましょう。
「何度やっても解決しない…」プロの業者に依頼すべき判断基準

燻煙剤を使い・布団乾燥機もかけ徹底的に掃除をしたけれど、まだ被害が収まらない場合、自力での対策の限界かもしれません。
ダニ被害を安全で根本的に解決するために、プロの専門業者への依頼を検討しましょう。
1. 自力駆除の限界とは?プロに頼るべき3つのサイン
市販のアイテムや掃除で駆除できるのは、主に表面的なダニです。以下のサインが見られたら、専門知識と強力な機材を持つプロに頼ることを強くおすすめします。
- サイン①:原因が「イエダニ」や「ネズミ」の場合
- ツメダニやチリダニは室内環境が原因ですが、イエダニが原因の場合、根本は天井裏や床下のネズミの巣にあることがほとんどです。
ネズミを駆除しない限りイエダニの被害は止まりません。ネズミの巣の特定や駆除は専門知識がないと困難であり、プロの業者が最も得意とする分野です。
- ツメダニやチリダニは室内環境が原因ですが、イエダニが原因の場合、根本は天井裏や床下のネズミの巣にあることがほとんどです。
- サイン②:被害が広範囲かつ長期化している場合
- カーペットの奥、壁の隙間、家具の裏など、住居構造の奥深くまでダニが大量に繁殖している可能性があります。
市販の殺虫剤では届かない場所のダニまで徹底的に駆除するには、業務用の強力な薬剤や専用の機材が必要です。
- カーペットの奥、壁の隙間、家具の裏など、住居構造の奥深くまでダニが大量に繁殖している可能性があります。
- サイン③:アレルギー症状が重く、安全性を最優先したい場合
- 小さなお子様やアレルギー体質の家族がいる場合、市販の殺虫剤を頻繁に使用することに抵抗があるはずです。
専門業者であれば、人体やペットへの安全性を最大限に考慮した薬剤の選定と、居住者に影響が出ないよう慎重な散布計画を立ててくれます。
- 小さなお子様やアレルギー体質の家族がいる場合、市販の殺虫剤を頻繁に使用することに抵抗があるはずです。
2. 専門業者に依頼するメリット・デメリットと費用相場
プロに依頼すると費用はかかりますが、それに見合う効果と安心感を得ることができます。
| 項目 | 業者に依頼するメリット | 業者に依頼するデメリット・留意点 |
|---|---|---|
| 根本解決 | ダニの生息場所を特定し、構造の奥深くのダニまで確実に死滅させる。 | 費用が発生する(一般的に数万~数十万円)。 |
| 安全性 | 人体や環境に配慮した業務用薬剤を使用。安全な作業計画で実行してくれる。 | 作業後に特定の場所への立ち入りが制限される場合がある。 |
| 再発防止 | 駆除後の清掃・予防アドバイスや、再発時の保証制度が用意されている。 | 業者選びを間違えると、効果が不十分だったり、高額請求になるリスクがある。 |
【費用相場の目安】
ダニ駆除の費用は、被害状況や住宅の広さ、業者によって大きく異なりますが、一部屋あたり数万円~、家全体となると10万円以上になることもあります。
まずは複数の業者から無料見積もりを取り、料金体系、使用する薬剤、そして駆除後の保証内容を比較検討することが非常に重要です。
次の章では、信頼できる専門業者の選び方を詳しく解説します。
信頼できるダニ駆除業者の選び方

業者選びを失敗すると、費用が無駄になるだけでなく、ダニ被害が再発するリスクもあります。
ここでは、確実にダニ問題を解決してくれる信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントを紹介します。
1. 業者選びで確認すべき3つのこと
プロの駆除業者を選ぶ際は、以下の3点を必ず確認し、比較検討してください。
- 実績と資格の有無
- チェックすべき資格:
- ペストコントロール協会(PCO)所属:公益社団法人日本ペストコントロール協会の会員である業者は、専門知識と技術を持ち、法規制を遵守した適正な駆除を行っている目安になります。(ペストコントロール協会)
- 防除作業監督者などの資格:責任者や作業員が専門的な資格を持っているか確認しましょう。
- 確認ポイント: ホームページやパンフレットで、「創業〇年」「年間〇件の実績」など、具体的な経験値をチェックしましょう。特に、同じようなダニ被害(イエダニ、アレルギー対策など)の解決事例があるかどうかが重要です。
- チェックすべき資格:
- 使用薬剤の安全性と作業計画
- 子供やペットへの配慮:小さな子供やペットがいる家庭にとって、薬剤の安全性は最優先事項です。
- 業者に「どのような薬剤を使用するのか」「人体やペットへの影響はないか」を具体的に質問しましょう。安全性の高い残留性の低い薬剤や、天然成分由来の薬剤を選定している業者だと安心です。
- 作業計画の具体性:駆除作業は、単に薬剤を撒くだけではありません。
- 「原因特定(生息調査)→ 駆除 → 清掃 → 予防アドバイス」という一連の流れが明確に提示されているか確認しましょう。調査をせずにいきなり見積もりを出す業者は避けるべきです。
- 子供やペットへの配慮:小さな子供やペットがいる家庭にとって、薬剤の安全性は最優先事項です。
- アフターフォローと保証制度
ダニは生命力が強く、駆除後も卵が孵化して再発することがあります。安心して依頼するためには、「万が一の時の保証」が不可欠です。- 保証期間と内容:駆除後に一定期間内にダニの再発があった場合、無償で再施工をしてくれる「保証期間」が設定されているかを確認しましょう。保証期間の長さや、保証対象の範囲を明確に把握することが重要です。
- 定期点検の有無:駆除後の予防として、定期的な点検やアドバイスを受けられるサポート体制があるかも判断基準になります。
2. 業者への問い合わせ時に準備すべきこと
問い合わせの際、以下の情報を整理して正確に伝えることで、業者も適切な見積もりと計画を立てやすくなります。
- 被害の状況:刺され跡があるか、アレルギー症状が出ているか、被害が出ている具体的な場所(布団、カーペット、畳など)。
- 住居の情報:住宅の築年数、構造(戸建てかマンションか)、広さ。
- 過去の対策:これまでに燻煙剤など、どんな自力対策をいつ行ったか。
- 家族構成:小さな子供、ペット、アレルギー体質の家族がいるかどうか。
3. おすすめの駆除業者3選
害虫駆除のおすすめ業者に関しては「害虫駆除の優良業者おすすめ9選!料金相場と失敗しない選び方」の記事で紹介していますので、よろしければご確認ください。

こちらでダニの駆除に関する情報を発信しています。是非、こちらの記事もご覧ください。





ダニ駆除のまとめ
こちらの記事では、ダニの駆除と予防の方法を紹介しました。
ダニは、日本の気候では繁殖しやすいこともあり、市販の駆除商品が多くありますので、被害のタイプにあった商品で駆歩を行いましょう。
ただし、ダニの卵は駆除しづらく再発することがあります。そのため、自力で何度処理しても再発が続くようであれば、専門業者を利用するのがおすすめです。
業者に依頼する際には、悪徳業者に騙されないように複数業者から相見積もりを取って、作業内容や保証があるか、保証内容はどういったものか確認してから依頼するようにしましょう。
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