赤いゴキブリの対策と正体を徹底解説!侵入経路特定と駆除・予防の完全ガイド

赤いゴキゴキブリ駆除

家に大きな赤いゴキブリが入ってきた!ということはありませんか?

結果から言うと、それはクロゴキブリかワモンゴキブリです。こうした大きなゴキブリが家に出る理由・駆除方法などを紹介していきます。

赤いゴキブリの恐怖に怯えている方の参考になれば幸いです。

クロゴキブリ
ゴキブリ
【上の画像をクリックするとクロゴキブリの画像が表示されます】

クロゴキブリは体長3センチから4センチほどの光沢のある黒褐色をした大型種で、全国的に見られますが、主に屋外に生息し、下水や排水設備から一般家庭に侵入してきます。

ワモンゴキブリ

ゴキブリ
【上の画像をクリックするとクロゴキブリの画像
が表示されます
屋内性ゴキブリの中では最も大型で体長が3センチから4.5センチにもなるワモンゴキブリは、赤褐色で前胸背板に黄白色の輪状の模様があり、暖かい地域やビルの地下、下水などで多く確認され、近年は温暖化により分布を拡大しつつあります。
目次

赤いゴキブリの駆除に関するアンケート

アンケート概要

調査期間:2025年9月全期間

調査方法:当サイト独自Webアンケート

調査対象:赤いゴキブリが家に出る方

調査内容: 赤いゴキブリの駆除に関するアンケート

調査結果:有効回答数21名

まずは、赤いゴキブリを家で見たことのある方にアンケートをとり、ゴキブリを見かけたときの対応や、駆除に関してのお悩みを伺いました。

Q1.赤いゴキブリ(主にクロゴキブリ)をどこで最も多く目撃しましたか?

Q1.赤いゴキブリ(主にクロゴキブリ)をどこで最も多く目撃しましたか?
回答回答数割合
1.キッチンや水回り(シンク下、排水口付近など)9件50%
2.玄関やベランダ、窓のサッシ付近6件33.3%
3.リビングや寝室など、水回りから離れた場所3件16.6%

赤いゴキブリがよく見られる場所は水回りや窓周りです。ゴキブリの侵入経路がこのあたりにあるのがわかります。

Q2.ゴキブリが出現した際、最初に抱く感情や行動として最も近いものは何ですか?

Q2.ゴキブリが出現した際、最初に抱く感情や行動として最も近いものは何ですか
回答回答数割合
1.悲鳴を上げて固まる、パニックになる8件38.1%
2.叩き潰すなど、とりあえず目の前から消そうと試みる6件28.6%
3.スプレーを探すなど、冷静に駆除方法を考える4件19%
4.誰かに助けを求める(家族、隣人など)3件14.3%

ゴキブリが出てきたら、パニックになってすぐに目の前から排除したいという行動を起こす方が多いですが、実際には冷静に根本駆除を考える方が安心です。

Q3.現在、赤いゴキブリ対策として最も力を入れている(または知りたい)ことは何ですか?

Q3.現在、赤いゴキブリ対策として最も力を入れている(または知りたい)ことは何ですか?
回答回答数割合
侵入経路を特定し、物理的に封鎖すること(根本対策)9件42.9%
毒餌剤(ベイト剤)などを使った効果的な駆除6件28.6%
殺虫剤やスプレーを使った緊急対処法4件19%
業者選びや再発保証など、長期的な安心2件9.5%

予防策として侵入経路の封鎖さや毒餌剤を使った駆除方法を知りたい方が多いです。

Q4.赤いゴキブリが「どこから入ってきたか」について、強く疑問を感じていますか?

Q4.赤いゴキブリが「どこから入ってきたか」について、強く疑問を感じていますか?
回答回答数割合
はい、強く疑問を感じており、原因を知りたい12件57.1%
ある程度は予想できるが、確信はない7件33.3%
いいえ、駆除できれば原因は気にしない2件9.5%

ゴキブリがどこから入ってきたかを知り、侵入経路を封鎖すればゴキブリを見ないで生活できる可能性があります。

Q5.ご自身での対策に限界を感じ、専門業者への依頼を検討する際の最大の懸念事項は何ですか?

Q5.ご自身での対策に限界を感じ、専門業者への依頼を検討する際の最大の懸念事項は何ですか?
回答回答数割合
1.費用が高額になるのではないか9件42.9%
2.駆除後の再発や保証がないのではないか6件28.6%
3.どんな業者を選べば良いか分からない4件19%
4.薬剤が子どもやペットに影響がないか2件9.5%

業者に依頼するのには費用や選び方に不安があることがわかります。

こちらのアンケートを参考に以降の記事で、必要な情報をお届けます。

赤いゴキブリの正体と、なぜ家に出るのか

❶ 「赤いゴキブリ」の正体とは?

突然、家の中で大きく、赤っぽい(または黒っぽい)ゴキブリを見てしまった…。その恐怖と不快感は言葉にできないものだと思います。

「このゴキブリは、あの小さなチャバネゴキブリと何が違うの?」と疑問に感じている方もいるでしょう。

目撃した「赤いゴキブリ」の正体は、その大きさから主に以下の2種類である可能性が非常に高いです。この2種類の隠岐ぶりの体色を構成する色素と、脱皮直後の体色の変化で赤く見える時があります

  • クロゴキブリ(最も一般的)
    • 体長: 約3.0~4.2cm
    • 色: 光沢のある黒褐色〜赤褐色
    • 特徴: 日本の一般家庭で最も遭遇率が高い大型のゴキブリです。よく外を歩き回っており、乾燥には比較的弱いですが、暗くて湿った場所を好みます。
  • ワモンゴキブリ(西日本・温暖な地域に多い)
    • 体長: 約3.8~4.5cm(日本最大級)
    • 色: 赤褐色で、胸部に輪っかのような黄色い模様がある
    • 特徴: 非常に大型で、主に暖かい場所や建物の地下、排水管の奥などに生息しています。

家の中で見かける小型のゴキブリ(チャバネゴキブリ)が「家の中に巣を作る屋内定着型」なのに対し、これらの赤いゴキブリ(クロゴキブリ、ワモンゴキブリ)は基本的に「屋外から侵入してくる侵入型」です。

❷ 赤いゴキブリが好む場所と活動時間

赤いゴキブリが家にやってくるのは、以下の3つの条件が揃った場所を求めて活動しています。

  • 水(湿気):水なしでは生きていけないため、湿った場所、水回り、結露が溜まる場所を好みます。
  • 餌(食べ物):生ゴミはもちろん、髪の毛、石鹸カス、ホコリなど、人間の生活圏にあるものは何でも餌になります。
  • 温かさ(隠れ場所):特に気温が下がる夜間や季節の変わり目に、温かい屋内を目指して移動してきます。

活動のピークは夜間です。日中に見かけないからと油断せず、夜中に動ける「餌場」と「隠れ家」をなくしましょう。

❸ 侵入経路は外にあり

ゴキブリが出ると、「家が汚いからでは…」と自分を責めてしまう方も多いでしょう。

しかし、赤いゴキブリのほとんどは、お住まいが綺麗かどうかに関わらず、外(屋外)からわずかな隙間を見つけて侵入してきたのです。

  • ゴキブリは主に、マンションやアパートの1階〜3階戸建ての低い場所から、以下の経路を使って侵入を試みます。
    • 排水管
    • エアコンのドレンホース
    • 換気扇、通気口
    • 玄関や窓の小さな隙間

ゴキブリが出た理由はゴキブリが好む「外と繋がる穴」が存在していたからです。この穴を塞ぐことが、解決へとつながります。

対策の方法を順番に1〜3のステップで見ていきましょう。

【STEP 1】緊急対策:今すぐできる駆除と応急処置

目の前にゴキブリが現れたら、まずは落ち着いて冷静に目の前の脅威を取り除くことから始めましょう。このステップでは、緊急性の高い駆除方法と、今後のための応急処置を解説します。

❶ 遭遇パニック時の対処法:今いる一匹を確実に駆除する

「殺虫剤のニオイも、ゴキブリの体に触れるのも嫌だ」という方は多いはずです。精神的な負担を最小限に抑えつつ、確実に仕留める方法を優先してご紹介します。

① 凍結スプレー(最も推奨)おすすめの理由: 殺虫成分を使用せず、マイナス数十度の冷気で瞬時に動きを止め、凍死させます。ニオイが残らず、キッチンなどでも比較的安全に使用できるため、特にお子様やペットがいるご家庭、虫嫌いの方におすすめです。

使い方: 恐れず、ゴキブリ全体にしっかりと吹き付け、完全に動きが止まるまで続けま
② 食器用洗剤や熱湯での代替手段(緊急時)食器用洗剤: ゴキブリの呼吸器(気門)に洗剤液がかかると、呼吸ができなくなり窒息します。手元に凍結スプレーがない場合の応急処置として有効です。

熱湯: 60度以上の熱湯をかけると即死しますが、火傷や床を傷める危険があるため、使用場所と安全確保には細心の注意を払ってください。

⚠️ 駆除後の処理のコツ: ゴキブリを処理する際は、新聞紙とビニール袋を二重にして包み、しっかりと口を縛って捨てましょう。

❷ 潜伏中のゴキブリを追い出す「毒餌剤(ベイト剤)」の選び方

今、目の前にいる一匹を駆除できても、まだどこかに潜んでいるかもしれないという不安が残ります。

そこで重要になるのが、毒餌剤(ベイト剤)による駆除です。これは今後の再発を防ぐための応急処置でもあります。

  • 仕組み: ゴキブリが毒餌を食べると、巣に戻って排泄物や死骸を仲間に食べさせ、連鎖的に駆除する効果(ドミノ効果)があります。
  • クロゴキブリ・ワモンゴキブリ対策のコツ: これらの「赤いゴキブリ」は屋外からの侵入が多いため、屋外用と屋内用を組み合わせた戦略が非常に有効です。
    • 屋外用: 侵入前に玄関やベランダ、植え込みの近くなどに設置し、家への侵入を防ぎます。
    • 屋内用: 侵入してしまった個体に対して、水回りや冷蔵庫の裏、シンク下などの暗い場所に設置します。

❸ 危険?効果は?燻煙剤(バルサンなど)のメリット・デメリット

燻煙剤(煙や霧で薬剤を部屋全体に広げるタイプ)も強力な駆除手段ですが、使用には注意が必要です。

項目メリットデメリット・注意点
効果隠れたゴキブリにも薬剤が届き、駆除効果が高い。一時的な効果に過ぎない。逃げ場を求めて一時的にゴキブリが大量に出現する可能性がある。
安全性使用前に火災報知器のカバー家電製品への対策が必要。使用後は徹底した換気と拭き掃除が必須。
持続性燻煙剤の効果が切れると、またすぐに外から侵入してくるため、必ず侵入対策とセットで行う必要があります。

🔑 次のステップへ: 燻煙剤を使うかどうかに関わらず、これらの対策は「一時的な駆除」です。本当に安心できる生活を取り戻すためには、次のステップである「侵入経路の完全封鎖」が最も重要です。

【STEP 2】根本対策:二度と見ないための「侵入経路」完全封鎖

「赤いゴキブリ」の恐怖から完全に解放されるには、駆除よりも「侵入を防ぐこと」が何よりも重要です。

基本的に屋外からやってくるため、家の中にあるわずかな「穴」を完全に塞ぐことが、重要です。

❶ 赤いゴキブリの主な侵入経路トップ5とその封鎖グッズ

赤いゴキブリは体が大きいため、5mm程度の隙間があれば簡単に侵入してきます。以下の場所を徹底的にチェックし、封鎖しましょう。

侵入経路封鎖のポイントとおすすめグッズ
① キッチン・浴室の排水口排水管を通って侵入するケースが非常に多いです。S字トラップ(排水口の水を溜める構造)が正しく機能しているか確認し、未使用時はフタを閉めましょう。キッチンには目の細かい水切りネットを。
② エアコンのドレンホース室外機から水が出ているホース(ドレンホース)は、ゴキブリが上りやすいトンネルです。専用の防虫キャップをホースの出口に装着しましょう。安価で簡単に設置できるため、最優先で行うべき対策の1つです。
③ 換気扇・通気口キッチンや浴室、トイレの換気扇、床下の通気口など、外と繋がる穴は全てチェックが必要です。目の細かい網やフィルターを貼り付け、物理的に侵入を阻止します。
④ 玄関・窓・サッシの隙間ドアや窓のゴムパッキンが古くなると、わずかな隙間ができます。特に玄関ドアの下や窓枠には、隙間テープ(スポンジタイプやブラシタイプ)を貼って隙間を埋めましょう。
⑤ 室外機の裏、壁の配管穴エアコンや給湯器の配管が壁を貫通している穴(スリーブ穴)は要注意です。配管と壁の間に隙間がある場合は、ホームセンターで購入できる配管用パテで完全に埋めてしまいましょう。

❷ 侵入を誘わない!ゴキブリが嫌がる環境作り

封鎖と同時に、万が一侵入してきたとしても「居心地が悪い」と感じさせる環境を作ることも大切です。これは、予防だけでなく、精神的な安心感にも繋がります。

  • 水回りの徹底的な乾燥: ゴキブリは水分なしでは生きられません。シンクや洗面台、お風呂は使用後すぐに水滴を拭き取り、常に乾燥した状態を保ちましょう。
  • 整理整頓と清掃: ダンボールや新聞紙はゴキブリの格好の隠れ家になります。不要なものはすぐに処分し、隠れられる場所を極力なくしましょう。
  • 生ゴミ・食品の管理: 生ゴミはフタ付きの容器に入れ、その日のうちに処分します。米びつや調味料なども、フタをしっかり閉めるか、冷蔵庫にしまうなどして密閉しましょう。

これらの侵入経路の封鎖と環境対策を徹底すれば、赤いゴキブリに遭遇するリスクは劇的に低下します。

しかし、「すべて対策したのに、まだ出る」「どうしても侵入経路が特定できない」といった場合は、配管の奥や壁の隙間など、個人では対処が難しい場所に原因がある可能性があります。

【STEP 3】プロの力を借りる:完全駆除!

様々な対策をしたのにも関わらず、ゴキブリが再発する場合には、プロの力を借りましょう。

❶ 「もう限界…」こんなサインが出たらプロに頼むべき

自力での対策には、知識、道具、そして精神的な負担の限界があります。特に以下の状況に当てはまる場合は、迷わず専門業者への依頼をおすすめします。

  • 毒餌剤やスプレーで一時的に減ったが、再発が繰り返される場合
    • これは、建物の構造上、手の届かない床下、壁の内部、または共用部の配管などに大規模な巣がある可能性を示しています。
  • 侵入経路が複雑で自力で特定・封鎖できない場合
    • 戸建てや築年数の古い建物、複雑な排水経路を持つ物件では、知識がないと根本的な穴を特定できません。
  • 精神的なストレスが限界に達している場合
    • ゴキブリに対する恐怖心や不安感は、生活の質(QOL)を大きく低下させます。そのストレスを解消できるなら、費用を払う価値は十分にあります。

❷ 専門業者に依頼するメリット

プロの駆除業者は、市販品では手に入らない強力な薬剤と、専門的な知識・技術を持っています。

  • 根本原因の特定力: ゴキブリの種類や建物の構造を正確に把握し、個人の目では確認できない侵入経路の「真の入口」を特定します。
  • 強力な薬剤と施工技術: 毒餌剤を、ゴキブリが確実に接触する場所に、人体やペットに安全な方法で設置します。また、残効性の高い特殊な薬剤を使用し、長期間にわたって効果を持続させます。
  • 長期保証による安心の継続: 多くの優良業者は、施工後に一定期間(数ヶ月〜数年)の再発保証を提供しています。これにより、「また出るかも」という不安から完全に解放されます。

❸ 【失敗しない!】優良な駆除業者を選ぶ3つのチェックポイント

「プロに頼む」と決めたら、次は安心して任せられる業者を選ぶことが重要です。安心のために以下の3点を必ずチェックすることをおすすめします。

チェックポイント確認すべきこと
① 見積もりの明確さと追加料金の有無現地調査を無料で行っているか、見積もり書に「〇〇一式」ではなく作業内容と費用が具体的に記載されているか確認しましょう。
② 駆除方法の説明と安全性使用する薬剤の種類(ニオイ、安全性)について、分かりやすく説明してくれるか。特にペットや小さな子どもがいる場合の配慮を確認しましょう。
③ アフターフォロー・保証期間の有無再発時の無償点検や再施工の保証期間が設定されているか。保証が手厚い業者ほど、施工の質に自信を持っています。

害獣駆除のおすすめ業者に関しては「害獣駆除おすすめ業者10選!料金相場と選び方も紹介!」の記事で紹介していますので、よろしければご確認ください。

こちらでゴキブリ駆除に関する情報を発信しています。是非、こちらの記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

さとるのアバター さとる 元駆除会社社員

普段はいくつかのWEBメディアで記事コンテンツを作っています。こちらでは害獣・害虫駆除について書いていきます。

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