カラスの寿命と駆除の真実!被害を即効で終わらせる合法的な対策を解説

カラス寿命

カラスの被害で困っている!でも追っ払ったり駆除したりとかはしたくない!という場合。カラスの寿命を待ってみる手もあるのかも!と思っている方もいるかもしれません。

こちらでは、カラスの寿命・カラス被害の対処方法・予防方法・プロの駆除業者の選び方などを紹介します。

カラスに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

目次

寿命を待つのは無意味?カラスの生態と被害の長期化

カラスの被害が長期化すると、「このまま耐えていれば、そのうちカラスも寿命でいなくなるのでは?」と待ったりしていませんか。

しかし、残念ながらカラスの被害を終わらせるために「寿命を待つ」というのは意味がないのです。

❶ カラスの平均寿命は意外と長い

  • カラスの寿命は意外と長い
    • 野生のカラス(ハシブトガラス・ハシボソガラス)の平均寿命は、環境によって異なりますが、数年〜10年程度とされています。飼育下では10年を超える個体も珍しくありません。
    • この寿命の長さも1つの問題ですが、カラス被害が終わらない真の理由は、カラスの社会性と繁殖力にあります。
  • 被害が終わらない最大の理由:入れ替わり
    • ある一羽のカラスが寿命を迎えたとしても、その場所がカラスにとって「安全で、エサが豊富で、巣を作りやすい最高の場所」である限り、問題は解決しません
    • 後続がすぐ来る: 寿命や事故で一羽いなくなっても、すぐに縄張り争いに勝った別の若いカラスがその場所を奪い巣を作り始めます。
    • 群れの学習能力: カラスは非常に賢く、特定の場所が安全で利益になると群れ全体で学習します。一過性の対策では効果が薄いのはこのためです。

つまり、寿命を待っている間に加害者側の主役が交代しているだけで、被害自体は永久に続いてしまうのです。

❷ 被害が深刻化する時期:繁殖期(威嚇・騒音)と冬(ねぐら)

カラスの被害は一年中ありますが、特に深刻化し、人々のストレスを最大にする「魔の時間帯」があります。

  • 春〜夏:繁殖期と威嚇行為
    • 時期: 3月~7月頃。カラスが巣を作り、卵を産み、雛を育てる期間です。
    • 被害: この時期、カラスは巣の周囲(特に雛がいる場合)に異常なほど神経質になります。巣に近づく人間を「敵」とみなし、頭上をかすめるように急降下して威嚇します。これが、多くの人が恐怖を感じる時期です。
  • 秋〜冬:ねぐらと糞害
    • 時期: 晩秋〜冬。
    • 被害: 繁殖期を終えたカラスは、集団で大きな木や電線、ビルの屋上などを「ねぐら」とします。数百羽が集合することもあり、その真下では大量の糞害が発生し、建物や車が汚染される深刻な問題となります。

❸ カラス被害の主な3つの深刻な実態(糞害、騒音、威嚇)

カラスの行動は単なる「悪戯」ではなく、生活や財産に明確なダメージを与えます。

  • 糞害: 衛生的にも見た目にも最悪です。建物の美観を損なうだけでなく、糞に含まれる酸が金属や塗料を腐食させる原因にもなります。
  • 騒音: 特に夜明け前の鳴き声や、集団での鳴き声は睡眠や集中力を妨げ、精神的なストレスの原因となります。
  • 威嚇・攻撃: 繁殖期に見られる威嚇行為は、転倒や怪我の原因となることもあり、安全面で非常に危険です。

カラス被害は、その場所を「安全で利益になる場所」と認識されている限り、世代交代しながら続いていきます

被害を終わらせるためには、「寿命を待つ」のではなく、被害を受ける場所を「カラスにとって安全でない環境に強制的に変える」という行動が必要です。

駆除は原則違法!カラス対策の法的ルールと現実

ハシブトガラス

カラス被害に苦しむ多くの方が、最終手段として「駆除」を考えますが、カラスは法律によって手厚く保護されている動物で、勝手な判断で「駆除」(捕獲や殺傷)を行うことは原則として違法行為となります。

被害を合法的で安全に終わらせるために知っておくべき「鳥獣保護管理法」と、現実的な対策の考え方を解説します。

❶ 鳥獣保護管理法とは?カラスの捕獲・殺傷が禁止されている理由

鳥獣保護法とは

カラスは、正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(通称:鳥獣保護管理法)という法律によって守られている「鳥獣」です。

無許可の「駆除」は犯罪行為

この鳥獣保護管理法により、カラスを含む指定された鳥獣を、許可なく捕獲したり、傷つけたり、殺したりすることは厳しく禁止されています。

違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科せられる可能性があります。

「カラスを追い払う」ことと、「カラスを捕まえる・殺す」ことは全く異なります。カラスによる被害を解決するためには、合法的な「防除(対策・追い払い)」と、違法な「駆除(捕獲・殺傷)」を明確に区別しなければなりません。

❷ 例外的に「駆除」が許可されるケース(自治体への申請)

原則禁止されているカラスの駆除ですが、例外的に地方自治体(都道府県)の許可を得ることで、捕獲・駆除が認められる場合があります

許可申請の条件の例
  • 農林水産業に深刻な被害が出ている場合
  • 公共の安全が脅かされている場合(空港周辺、交通機関への影響など)
  • 生態系保全の観点から必要とされる場合

個人宅のゴミ荒らしや騒音といった被害は、原則としてこの許可の対象外となることが多いです。まずは自力での「防除」、それが困難な場合は「プロによる防除対策」が現実的な解決策となります。

巣の撤去は例外的に合法なケースがある

巣の撤去は「駆除」と混同されやすい行為ですが、カラスの巣については以下のルールが適用されます。

巣の状態適用されるルール行動の可否
空の巣(卵・雛がいない)法律の保護対象外◎ 自己判断で撤去可能
卵や雛がいる巣法律の保護対象× 無許可で触ると違法

威嚇行為の原因となる巣であっても、卵や雛がいる場合は勝手に撤去できません。自治体に相談し、許可を得てから行うか、専門業者に依頼する必要があります。

もし、家の敷地内で空の巣を見つけた場合は、それがカラスに「安全な場所」だと再認識させないよう、すぐに撤去することが最善の防除策となります。

自分でできる!カラスを寄せ付けない具体的な「防除」対策

鳥よけCD

カラス被害を終わらせるための鍵は、敷地を「安全で利益のない場所」に変えることです。これは「駆除」ではなく、合法的な「防除」で達成できます

ここでは、カラスの高い知能を逆手に取り、自分で実行できる効果的な対策を解説します。

❶ 【ゴミ被害対策】最も効果的なネットの選び方と掛け方

カラス被害で最も多いのが、ゴミ集積所の荒らしです。カラスはゴミ袋の中身を知能的に見抜き、嘴を使ってネットを巧みにめくってしまいます。

  • ゴミネットの選び方
    • 色と素材: カラスが警戒心を抱きやすい黄色いネットが最も推奨されます。素材は丈夫で、容易に破られないものを選びましょう。
    • 目の細かさ: 網目サイズが4mm程度の、非常に目の細かいネットを選んでください。これより粗いと、カラスは嘴を差し込んでゴミを引っ張り出してしまいます。
  • 完璧なネットの掛け方
    • 密着させる: ネットのフチ全体を、絶対に地面に密着させることが最重要です。ネットと地面の間にわずかでも隙間があると、カラスはその隙間から侵入します。
    • 重しを使う: ネットの四隅や縁全体に、レンガや水を入れたペットボトルなどの十分な重しを置きます。
    • 生ゴミを見せない: 生ゴミは新聞紙で包んでから袋の奥に入れ、カラスに中身を推測させないようにしましょう。

❷ 【糞害・騒音対策】効果が期待できる自作グッズと注意点

ゴミ被害以外に、ベランダや屋根の上の糞害や騒音被害がある場合の対策です。

  • 物理的・視覚的威嚇
    • テグス・ワイヤー: カラスが止まりやすい手すりや屋根のフチに、テグスや細いワイヤーを10cm間隔で張ります。カラスは着地時に羽が触れるのを嫌がるため、物理的に止まることを妨害できます。
    • 光るもの: CDやホログラムテープを吊るすのは昔から知られる方法ですが、カラスはすぐに慣れてしまうため、恒久的な対策にはなりにくいです。時々場所を変えるなど、工夫が必要です。
  • 巣を作らせない環境づくり
    • 巣の材料となる針金ハンガーや小枝などを屋外に放置しない
    • ベランダや軒下に使っていない鉢植えやエアコンの室外機裏など、カラスが隠れやすい場所を整理し、巣作りの場所を与えないようにする。

❸ 対策が失敗しやすい「カラスの知能」と長期的な戦略

カラスが賢い動物であるからこそ、中途半端な対策はすぐに破られてしまいます。

  • 「慣れ」を回避する: カラスは、効果のない威嚇(人形、音、CDなど)にはすぐに慣れてしまいます。対策は「継続的」かつ「変化に富んだもの」でなければなりません。
  • 複合的な対策: 1つの方法に頼らず、「ゴミを隠す」「ネットを完璧にかける」「止まる場所をテグスで防ぐ」など、複数の対策を同時に行うことで、カラスにとって「面倒で危険な場所」という認識を植え付けましょう。

自力での対策には限界があります。この対策を完璧に実行しても被害が収まらない、または威嚇行為が危険なレベルに達した場合は、次の章で解説するプロの業者への依頼を検討すべき段階に来ています。

自力対策でダメなら!プロに頼むべき駆除・防除の判断基準

駆除業者

自力での対策には限界があります。被害が深刻化している場合は、カラスの知能と生態を熟知したプロの業者に依頼すべき段階に来ています。

ここでは、プロの力を借りるべきか判断するためのチェックポイントと、依頼した場合にどのような対策が行われるかを解説します。

❶ プロに依頼すべき「被害レベル」の判断のポイント

以下の項目で1つでも該当する場合は、被害が手に負えないレベルに達している可能性が高いです。

チェック項目判断の理由
① 威嚇による危険性がある繁殖期などに、カラスが頭上スレスレを飛んだり、直接攻撃を仕掛けてきたりして、怪我の危険がある。
② 糞害が建物の資産価値を損ねている大量の糞で建物の外壁や屋根が汚染・腐食しており、清掃や修復に専門的な技術が必要である。
③ 巣が特定できず、高所にある巣の場所が特定できない、あるいは屋根の上や電柱など、高所にあり、自分で撤去するのが危険である。(卵や雛がいる場合は違法撤去のリスクも伴う)。
④ 自力対策が3ヶ月以上効果がないゴミ対策や忌避グッズなど、複数の自力対策を講じても、3ヶ月以上継続して被害が収まらない
⑤ 近隣トラブルになっているカラスの騒音やゴミ荒らしが原因で、アパートの住民や近隣住民との間でトラブルが発生している。

これらの問題は一時的な追い払いではなく、きちんとした対応が必要なので、プロの専門技術なしには解決が困難です。

❷ プロの専門業者が行う「カラス対策」の内容

プロの業者は、単にカラスを追い払うだけでなく、再発を根本から防ぐための構造的な対策を行います。

  • 現地調査と原因特定: まず、被害状況とカラスの侵入経路、ねぐら、エサ場を特定します。この初期分析が、対策の成否を分けます。
  • 物理的遮断(メイン): カラスの着地・侵入を物理的に不可能にする対策を行います。
    • 防鳥ネットの設置: ビルや工場の広範囲な開口部に、カラスの侵入を防ぐ強固なネットを隙間なく張ります。
    • 剣山(スパイク)の設置: 手すりや屋根のフチなど、カラスが止まりやすい場所に設置し、着地を妨害します。
    • 電気ショック: 特定の場所に電気ショックを与えることで、カラスがその場所を学習し、近寄らなくなります。
  • 合法的な手続き: 巣に雛や卵がいる場合は、自治体への許可申請などの煩雑な手続きを代行し、合法的に問題解決を図ります。

❸ 業者に依頼した場合の費用の相場と内訳(被害規模別)

プロに依頼する場合、最も気になるのが費用です。カラス対策の費用は、「対策する面積」と「対策の種類」によって大きく変動します。

対策内容費用の目安(相場)留意点
単発の追い払い数千円〜1万円程度一時的な効果のみで、再発率は高い。
巣の撤去(高所作業込み)1.5万円〜5万円程度/箇所卵や雛がいる場合は許可費用が別途発生。
防鳥ネット設置(マンション・屋上など)面積によるが、数十万円〜最も確実な恒久対策。費用対効果が高い。
剣山(スパイク)設置数万円〜着地を防ぐには有効だが、隙間があると効果なし。

最も重要なこと: 電話やメールでの見積もりではなく、必ず現地調査に基づいた詳細な見積もりを取得してください。

失敗しない!カラス駆除・対策業者選びのポイント

見積もり

カラスの被害を解決するには、費用をかけてでも「確実」に問題を解決してくれるプロを選ぶことが重要です。

しかし、駆除業界には知識や技術が不十分な業者も存在します。高額な費用を払って後悔しないために、信頼できる優良業者を見抜くためのポイントを活用してください。

❶ 料金体系・実績・保証の比較ポイント

業者を選ぶ上で、費用の透明性と技術の保証は最も重要です。

チェック項目信頼できる業者の特徴避けるべき業者の特徴
料金体系「現地調査・見積もりが無料」。総額表示であり、追加料金発生の条件が明確である。電話だけで概算を出し、現地調査をしたがらない。「作業後に料金が確定する」と言う。
保証内容駆除後の「再発保証期間」(半年~1年程度)が設けられている。再発時の対応費用が明確。「保証なし」または「永久保証」など、非現実的な保証を謳う(永久保証は虚偽の可能性大)。
実績・専門性カラスや鳥獣の駆除実績、施工事例を公式サイトで公開している。専門的な対策方法を説明できる。「何でもやります」と幅広い害虫・害獣を扱うだけで、カラスの生態に詳しくない。

❷ 鳥獣保護管理法を熟知した業者を見抜く方法

カラス対策で最も重要なのは「合法性」です。違法行為を平気で行う業者は、作業もずさんである可能性が高いです。

  • 「すぐ駆除できます」と安易に言わないか?
    • 信頼できる業者は、まず「鳥獣保護管理法」の説明をし、「原則、駆除ではなく防除(物理的な侵入防止)が基本です」と伝えます。すぐに「捕獲・殺処分」を提案する業者は、違法行為を行うリスクがあるため避けるべきです。
  • 「巣の撤去」の法的知識があるか?
    • 巣を見つけた際、「雛や卵がいる場合は、自治体の許可が必要です」と正確な情報を提供できるか確認しましょう。法律知識がない業者は危険です。
  • 書類作成を代行するか?
    • 特別な理由で自治体への許可申請が必要になった場合、その申請書類作成や手続きをサポート・代行してくれるかどうかも、優良業者の判断基準になります。

❸ 地域密着型と全国対応型のメリット・デメリット

業者の種類メリットデメリット
地域密着型地域のカラスの生態や行動パターンを熟知している。緊急時の対応が早い。技術や保証内容が業者によってバラつきがある。
全国対応型均一で高い技術レベルと長期の保証制度が整っていることが多い。現場調査や作業開始までに時間がかかる場合がある。

どちらのタイプを選ぶにせよ、必ず複数の業者から見積もりを取り、「現地調査の内容」「担当者の専門知識」「保証と料金の透明性」を比較検討することが、失敗しないためのルールといえます。


害獣駆除のおすすめ業者に関しては「害獣駆除おすすめ業者10選!料金相場と選び方も紹介!」の記事で紹介していますので、よろしければご確認ください。


こちらでカラスの駆除に関する情報を発信しています。是非、こちらの記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

さとるのアバター さとる 元駆除会社社員

当サイトの運営者のさとるです。

私は以前、害獣駆除の専門会社に勤務していました。

現場で直接作業を行う職人ではありませんでしたが、日々多くのお客様から寄せられる「屋根裏で何かが走っている」「庭が荒らされて怖い」という切実な悩みや、被害の実態を間近で見てきました。

「お金をかけずに、でも確実に安心を取り戻したい」という皆様の切実な願いに寄り添い、実体験に基づいたリアルな情報を発信していきます。

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